Gマイナー志向

とくに意味はありません

SRE NEXT 2025に参加しました

この記事はAIの手を借りずに書いています。

2025年7月11日〜12日に開催されたSRE NEXT 2025に参加してきました。SRE NEXTは前回のSRE NEXT 2024で初参加、今回が2回目の参加です。

sre-next.dev

諸事情もありセッションは概ねリモートからの視聴だったのですが、懇親会は現地に赴いて参加してきました。

個人的にグッときたセッションについて

すべてのセッションに目を通したわけではないのですが、当日観て個人的に特にグッときた発表は以下の2つでした。

システムから事業へ 〜SREが描く“その先”のキャリア〜 原 智子

SREとしてインフラや信頼性を支えてきた私が、今は“事業全体の最適化”を考える立場にいます。それはキャリアチェンジではなく、視点の拡張でした。 本セッションでは主に、SRE/DBREとしてシステムの信頼性向上を担っていた経験をどのように活かしながら、システムの枠を越えて「事業をどう動かすか」に関わるようになったのか。その過程で直面した葛藤や、技術を手放さずに事業に貢献するために必要だった視点の変化についてお話します。 「このままSREを続けていいのか」と悩んでいる方や、技術者としてのスキルをどう次に活かすか模索している方に向けて、ひとつの“その先”のストーリーをお伝えします。

speakerdeck.com

身につまされましたね。自分はそれなりの規模の事業会社で責任ある役職に籍を置いたことはないものの、従業員数が1桁の小さな会社に所属していたこともあるため事業目線、ビジネス目線を意識しなければいけない環境を経験したこともあり、その後の職場でもビジネスを常に意識するようになりました。この発表がみなさんの気づきになると良いですね。

システム障害対応のツマミになる話 木村 誠明

おかげさまで拙著『システム障害対応の教科書』は初版刊行から5年が経ち、多くの方に手に取っていただいています。微力ながら業界の一助となれたことを、大変うれしく思います。 実のところ、書籍ではさらりと触れている内容の中にも、執筆にあたっては多くの試行錯誤がありました。システム障害対応は非定型的で、暗黙知も多く含まれます。また、読者が置かれている運用現場の前提が大きく異なるため、汎用的・普遍的な言語化や体系化が難しいという側面もありました。 今回の登壇では、そうしたシステム障害対応を考える上で悩ましいポイントを“ツマミ”にしながら、障害対応の難しさや奥深さ、そしてその面白さをあらためて共有したいと考えています。これが参加される皆さまの視点を広げ、今後の現場改善の一助となれば幸いです。

(2025/07/26時点で発表資料の公開なし)

自分のキャリアはネットワーク運用が始まりで、当時はびっくりするほどシステム障害が多発している状況だったこともあり障害対応で鍛えられたため深く頷くところが多い話でした。そのような環境に置かれたおかげで自分自身は成長できたのですが、これはきっと生存バイアスでしょう。そのような経験をする代わりに書籍「システム障害対応の教科書」を読みましょう。お薦めです。

gihyo.jp

懇親会について

懇親会では他参加者の身の上話を聞いたり、知人の近況、SRE NEXTのNOCチームの苦労話なども聞けたのですが、どのセッションが特に良かったかなどを聞いてまわりました。 SRE NEXTは例年通りであればYouTubeで過去のセッションが公開されるはずなので、見逃したセッションについても改めて見直したいと思います。

www.youtube.com