Gentooサーバのディスク容量減少アラートが飛んできた！ってときにどう対処するか
もう何番煎じですか。やりすぎですか。でもGentooですからね。
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さて、うっかりGentooでサーバを組んでしまい容量減少のアラートが飛んできたらどこを見ればいいか。答えは簡単。とりあえず次の３ヶ所を見ればok。
それぞれディレクトリの場所は変更可能なので、書き換えた人は適宜読み替えてください。
ダウンロードされたソースtarballなどは/usr/portage/distfilesに格納される
Gentooは基本的にソースをダウンロードして自前でコンパイルする仕組みになってますが、そのダウンロードされたソースは/usr/portage/distfilesに格納されます。なのでここが自然と膨らんでいくんですね。
今手元のmacbookairを確認したところ、/usr/portage/distfilesは3.8GBありました。
手元でファイルサイズの大きいファイルTOP3は以下の通り。
$ ls -hl --sort=size |head -n 3 -rw-rw-r-- 1 portage portage 226M 11月 28 2012 qt-everywhere-opensource-src-4.8.4.tar.gz -rw-rw-r-- 1 portage portage 142M 7月 17 2012 framework-4.4.0.tar.bz2 -rw-rw-r-- 1 portage portage 142M 7月 3 12:01 chromium-28.0.1500.89-lite.tar.xz
qtはQtですね。frameworkってのはmetasploitのソースです。chromiumもガンガンコンパイルするよ！
gentooには参照されなくなったソースを削除するeclean-distってコマンドがあるので、以下の２つのコマンドを一緒に実施するのが常識です。
# eix-sync && eclean-dist
Linuxカーネルは展開されたソースが/usr/srcに設置されるため自然と太る
はい、これ忘れがち。Gentoo使いの/usr/srcのよくある風景はこんな感じ。
$ du -chs /usr/src/* 20K /usr/src/config.gz 0 /usr/src/linux 752M /usr/src/linux-3.6.0-gentoo 773M /usr/src/linux-3.7.0-gentoo 548M /usr/src/linux-3.7.1-gentoo 548M /usr/src/linux-3.7.4-gentoo 548M /usr/src/linux-3.7.8-gentoo 555M /usr/src/linux-3.8.0-gentoo 789M /usr/src/linux-3.8.2-gentoo 555M /usr/src/linux-3.8.7-gentoo 804M /usr/src/linux-3.9.0-gentoo 5.8G 合計
古いソースは削除しましょう。Gentoo的にはこんな感じかね。
# emerge -C '<sys-kernel/gentoo-sources-3.9.0'
コンパイルに失敗した残骸が/var/tmp/portage残ってる場合がある
Gentooでパッケージ作成のコンパイルは/var/tmp/portage/内で行われますが、コンパイルに失敗するとここに残ります。わーい残ってるからデバッグしやすいぞー！
# du -hs /var/tmp/portage 30M /var/tmp/portage
あら、あんまり残ってなかった。最近はコンパイルに失敗してないのかも。まぁざっくり消しましょう。
# rm -rf /var/tmp/portage/*
メモリがザクザク余ってる方は、/var/tmp/portage/をtmpfsにするといいかもね。でもlibreofficeとかコンパイルすると簡単に容量不足に陥るから注意な！
