ブリッジ

6/16公開の映画「ブリッジ」を恵比寿ガーデンシネマにて。

サンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジから海へ投身自殺する人々を録ったドキュメンタリー。ゴールデンゲートブリッジは自殺の名所らしい。

この映画には実際に自殺した人の身内や友人、また実際に自殺するつもりで飛び降りたが奇跡的に助かった人のインタビュー。実際に飛び降りる瞬間が何度も映るのでかなり衝撃的。

印象的だったのは身内や友人で「彼（彼女）が自殺するのはしかたがなかった」と語る人が多いこと。もちろん大罪との意識から非難する身内・友人も何人かは出てくるが、少数派。
キリスト教では「自殺は大罪」ということもあってか、本当に自殺する人ってのは周りが「自殺しても仕方がない」と思うほど絶望的な人生だったのかもしれない。

この映画は賛否両論あるようだが、私は自殺を助長しないかと心配になった。製作側としては自殺を食い止めるために製作したようだが、これを観て自殺を思い留まるとはあまり思えない。